盛り塩の由来は晋の皇帝「司馬炎」にまつわるエピソードだった?

盛り塩の由来

盛り塩といえば、皿に盛った塩を玄関先などに置いておく風習のことですが、その由来はご存知でしょうか?

由来は諸説あるのですが、ここでは中国由来説を紹介したいと思います。

西晋の皇帝・司馬炎(武帝)にまつわるエピソードを由来とする説

魏呉蜀の三国が争っていた三国時代に終止符をうったのが晋という国であり、その初代皇帝が司馬炎という人物です。


彼は呉を滅ぼし中国を統一したのですが、呉を滅ぼした際に最も期待していたことは南方の美人が手に入るということでした。そのくらい彼は女好きで、呉の最後の皇帝・孫皓が集めた5000人の美女を自らの後宮に入れました。もともと自分が集めていた女性が5000人いたため、合わせて1万人となりました。

そして司馬炎は毎夜、羊のひく車に乗り、それが止まったところで宴会を開き、そこの女性と寝床をともにしたのです。

宮女たちは自分のところに皇帝を来させるために羊の好物の竹葉を戸に挿したり、表に塩をふりまいて車が止まるように工夫をしました。そうすることで、羊は竹の葉を食べたり、塩を舐めるために止まるのです。

この「挿竹灑塩(そうちくさいえん)」のエピソードが日本にも伝わり、盛り塩という風習が生まれたのです
これに倣い、今でも水商売のお店の中には盛り塩をしているお店もあります。

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